【鹿児島県】勝負運の神様/姶良郡 勝栗神社

鹿児島県姶良郡湧水町栗野。こちらに変わった名前の神社であります。其の名は「勝栗神社」。「勝栗」とは武士が戦いの前に行う縁起担ぎの儀式で使われる剥いた栗の事。なぜそのような名になってのでしょう。

九州自動車道の栗野インターチェンジを出ると、そこは湧水町栗野という地。

インターの料金所を出て、すぐの交差点を右に曲がり50mほど行くと、左に入る道があります。でも大抵の人は、神社の看板もないので通り過ぎてしまいます。子育てセンターの小さい看板から左のへ折れると、公民館のような施設と駐車場があります。

駐車場の手間に勝栗神社があります。ですからインターを出てすぐ到着します。

玉砂利が敷いていなく広々とした境内です。お祭りなどに使用されているのでしょう。朱色の御社殿が奥に御鎮座されています。

御社殿全体が朱色になっています。授与所はありますが普段は無人のようです。拝殿に書き置きの御朱印があります。

 元々の神社名は「正若宮」。御祭神は仲哀天皇、神功皇后、応神天皇で栗野地区の総鎮守。「島津義弘公が文禄の役で出陣される時に際に戦勝祈願し「野も山も みな白旗となりにけり 今宵の宿は 勝栗の里」よ詠まれた歌によるとされる。祭神に皇室の祖先を祀ってあることから本殿正面に菊の御紋を戴き、社格の高さを誇っている。」とあります。

横には島津義弘公像もあります。この像は令和4年に本殿修復事業完工記念に建立された「木像」で、湧水町地域おこし協力隊の方がチェーンソーや電動工具で作られたそうです。

その横には大きな絵馬が奉納されています。「鬼島津」と恐れられた義弘公の騎馬姿が描かれています。武の神様、勝負運の神様としても参拝に訪れる神社です。

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