全国の神社の中には変わった神社、面白い神社がありますが、オートバイ神社という神社があります。元々は日本二輪車文化協会が各都道府県に一社認定する神社で、まだ数は少ないですが徐々に増えています。交通安全を願う特にライダー達を応援する神社。お守りやステッカーのほかご朱印をもらいに訪れるとライダーが多数。この程、鹿児島県姶良市(あいらし)にある精矛神社(くわしほこじんじゃ)が新しく仲間入りしました。九州初らしいのですがどんな神社なんでしょう。季節は晩秋。この日は休みの日の午前中のせいか渋滞もなく空いていて、国道10号線は高速道路の様に楽に早く着けました。
精矛神社くわしほこじんじゃ
御祭神は戦国大名の島津義弘公。江戸時代に加治木島津家の別邸扇和園があった場所で、以前は島津屋形内(加治木高校前の護国神社一角)にありましたが、大正七年十月に義弘公没後三百年祭の記念事業として、現在の日木山に遷座されました。島津義弘公は馬術の名手であり、槍を片手に敵兵と闘う鉄馬乗り(バイク乗り)に通ずる武将だったという事だそうです。
駐車場とトイレ、自販機があります。郷土の偉人大久保利通さんがお出迎え。
第14号精矛オートバイ神社ののぼりがありました。秋でしたが、後ろの葉がない木は桜か梅の木でしょうか。
境内には島津義弘公ゆかりの展示物が色々。でも歴史好きの人にもいいかも。
拝殿の横にお守りや交通安全のシールなどがありました。
御朱印と御朱印帳もいただけるようです。社殿手前に示現流の稽古場の横の建物が社務所になっていて、そちらでも受けられてました。ライダーの方々が全国から大勢来られて驚かれてたようです。大きな神社ではなく宮司様だけの様なので、週末は売り切れや並ぶ事になるかもしれません。
アクセスは良い方だと思います。下の道でも鹿児島市中心部を抜けると信号も少なく二車線が続き桜島を横に眺めながら快走できます。鹿児島中央駅からだと1時間もかからないでしょう。
熊本にオートバイ神社 建立(令和五年一月更新)
お隣の熊本にも令和五年秋、第19号になるオートバイ神社が新たに誕生しました。熊本市から阿蘇へ向かう国道57号線沿い(菊陽バイパス)に「道の駅 大津」があります。そちらに御鎮座されています。
こちらには大きなバイク様が天高く展示されていました。近くにホンダ技研熊本工場があるからです。「ホンダCB1100」というバイクとミニ御社殿があります。階段の上にあるのでバイクとツーショットの写真は撮れないようです。
絵馬やお守りも横のおみやげ屋さんで販売されています。おみくじもありましたので引いてみました。御朱印はまだありませんが、あれば嬉しいなと店員さんにお伝えしました。将来できるかもしれません。営業時間は9時から18時まで。
道の駅大津がある菊池郡大津町の名物は「からいも」。からいもを使った「いも天」や「たい焼き」など屋台が並んでいます。
二輪車の方は駐輪場はどこかと探すと思いますが、宝くじ屋さんの隣の奥の方が駐輪場みたいです。
宮崎県にオートバイ神社 建立(令和五年九月更新)
宮崎県中央部にある児湯郡木城町(こゆぐんきじょうちょう)にある木城温泉館きららの駐車場の一角に「オートバイ神社」が誕生しました。可愛いカッパちゃんと鳥居が建っています。「カブの駅」の立て看板があります。
普段から面白いイベントを定期的に開催されてる温泉センターとして地元でも人気があり、隣の物産館でも観光で訪れた方の癒しの場所となっています。温泉自体は朝10時から営業ですが、少し前なら中へ入ってくつろげます。火曜日が定休日なのでご注意を。
度々、バイクでツーリングされてる方達向けのイベントも開かれています。毎回訪れた時には、イベント案内されてました。前回は「昭和レトロバイクミーティング」。今回は「原付カブのミーティング」が案内されてました。
こちらの木城温泉館はは7種類の露天風呂とサウナ・子供向けに滑り台があり、ボディシャンプー・シャンプー備え付けで600円。旅の疲れを癒してくれます。お土産品や自衛隊グッズもなど売られています。御朱印やお守りなどはこれからでしょうか見当たりませんでした。ただバイク(特にカブ)関連グッズは販売されていました。
そして近くにダムがあり、食堂では名物のダムカレーも販売されています。
トマト・ナス・青唐辛子・トマト・唐揚げ・カボチャコロッケ・カボチャの素揚げ・オクラ。スプーン(自衛隊グッズでお土産品コーナーで販売されています)がスコップ型になっており、
ウインナーが発掘されました。嬉しい仕掛けです。食堂は11時からの営業となっています。
温泉館横の物産館前にバス停があり、宮交センターよりバスが出ているようです。高速道路は高鍋インターチェンジから降りると近いです。
第一番のオートバイ神社ってどこ?
日本初のオートバイ神社はどこにあるのか?場所は島根県浜田市にあります。「金城オートバイ神社」。かわいい小さな社殿ですね。お屋根は赤い石州瓦だそうです。
由緒は、「すべてのライダーの安全祈願と交流の場として、全国オートバイ事業協同組合連合会の企画によりこの地に建立されました。ここ堂床山の入口にある「かなぎウエスタンライディングパーク」は遠く中国山地の山並みを眺めながら自然と触れ合える乗馬施設です。
古来より神様は馬に乗ってやってくると言われ、馬は縁起の良い動物とされてきました。また「馬は人を踏まない」「突進しても決してぶつからない」と言われ、馬の脚に使われている蹄鉄は交通安全の御守りや幸運をもたらすアイテムとして知られています。鉄馬(アイアンホース)と言われるオートバイをこの馬たちがお出迎えし、ライダーの無事と安全を見守り幸運をもたらしてくれることを願い、この地に第一号となるオートバイ神社が作られたのです。」
参拝して記念写真を撮って、下のクラブハウスのフロントに持っていくと御朱印ならぬ「参拝の証」がいただけます。
御守りも色々あるみたいですね。※ライディングパークにも定休日がありますので注意。最初にレストハウスに寄って確認した方が無難です。(HPでは祝日以外の月曜・火曜はお休み。12月27日から1月3日までお休み)神社までは行けますが、コロナもあるし担当の方がお休みで参拝の証がもらえ無い時もあります。
初詣に行きたくなりますが、冬場は道路の凍結や降雪による通行止め、山頂付近では吹雪く場合もあるので、時間帯や天気の急変に気をつけてください。
クラブハウスから頂上へ行く道はこんな感じです。細い登山道ですが舗装はしてあるのでバイクでスイスイ走れるでしょう。ちなみにこの日は年末でした。島根では12月はほとんどは晴れないそうです。