「太平記の里」鎌倉時代後期の南北朝時代の名将「新田義貞ゆかりの神社」として有名な神社です。太田市の中心市街地から少し北東部の場所に御鎮座されている生品神社。赤い鳥居が綺麗です。
鳥居の手前には「新田義貞公像」があります。上州新田郡新田荘のこの地に河内源氏八代目棟梁だった新田義貞公。かつて八幡太郎源義家公が奥州征討の折、ここに立ち寄って戦勝祈願された伝承があり、この地を治めていた新田氏にとっては氏神ともいえる神社です。
「歴史に名高い 新田義貞公旗上げの社」かっこいいくり抜きパネルがあります。
元弘三年（1333）五月八日午前六時ごろ、この神社に新田義貞公、弟の脇屋義助、大舘宗氏、幸氏、氏明、氏兼、堀口貞満、弟の行義、岩松経家、里見義胤、江田光義、桃井尚義ほか150騎が集まりました。
この時代、幕府政治は完全に行き詰まり、御家人たちの不平不満が渦巻いていました。幕府と言いながらその実態は北条氏の身内が独占し、北条氏だけで三十数カ国、全国の過半数がその被官でした。多くの御家人は排除または取り潰しにされ領地も没収に。もはや我慢の限界でした。
上方では後醍醐天皇とその皇子大塔宮（護良親王）勢が倒幕の兵を挙げ、北条氏とは姻戚で三河と上総の守護である足利高氏も呼応しました。一方、義貞公は同じ年に幕府から吉野に立て籠もる大塔宮や河内の千早城に籠る楠木正成公の討伐を命ぜられ出征させられました。
三月十一日、義貞公は陣中で密かに後醍醐天皇から倒幕を呼びかける綸旨を賜ります。大義名分を得たのをきっかけに、さっそく倒幕の為の行動に出ます。仮病を使い千早城の包囲を解き国許へ帰り、一門郎党に呼びかけ挙兵の支度を始めました。(写真：大阪府千早城跡)
さらなる苦
一方、北条高時は上方の反乱鎮圧が上手く進まず焦っていました。そこで弟の義家を総大将に武蔵・上野・安房・上総・常総・下野の六カ国に過大な年貢を課しました。中でも義貞公が治める新田荘には六万貫を五日中に納めるように要求、これには義貞公も激怒。
（太平記巻十）
幕府からの使いだった役人二人を生け捕りにし、一人を縛り、もう一人の首を刎ねて晒し公然と幕府に反逆の姿勢を見せると同時に自分の退路を断ち挙兵を決意、一族を集め
弓矢の道、死を軽んじて名を重んずるを以って義とせり！
と叫び鎌倉へ進撃する時と唱えました。弟の義助公が続けてこう檄を飛ばします。
先立って綸旨を賜ったのは何のためだったのか！おのおの宣旨を額に当てて運命を天に任せ、ただ一騎でも関東の真ん中に打って出て義兵を挙げれば、勢いに乗じて鎌倉を攻め落とせるかもしれぬ。勢いを得られなければ鎌倉を枕にして討死すれば良い。義を先にし勇を旨とすべし！
そして五月八日、ここ生品神社に集結して兵を挙げました。神社横にある「新田義貞旗挙塚阯」です。横で桜の花が咲いて綺麗でした。義貞公の掛け声で清和源氏の白旗が高く掲げられ、後醍醐天皇より賜った綸旨を開き、三度拝したあと全軍で一斉に鬨の声をあげました。
これより一路鎌倉をめざす。我らには八幡大菩薩のご加護とかしこきところからの綸旨がある！者ども勇めや！
その号令で百五十騎が南へ向けて進軍開始。夕刻になると利根川の上手の方から上州や越後にいる新田一族の里見氏、鳥山氏、田中氏、大井田氏、羽川氏など二千騎が加わり、さらにその後も関東各地からはせ参じる武者たち。甲斐、信濃からも源氏勢五千騎が加わった新田軍は鎌倉へ向かいました。いざ！鎌倉へ！
新田義貞公の像がラッピングしてあリますかっこいいですね。
こちらは御朱印になります。（書き置き）
東武鉄道 太田駅
綺麗な駅舎で中にも観光案内所やお店があります。もちろん駐車場もありゆっくり過ごせました。
駅前には「新田義貞公と弟の脇屋義助公の像」があります。これを見たくて遠くから訪れる人もいます。私もその一人です。
JR東日本 前橋駅
太田駅から北東部に位置する前橋駅。こちらも綺麗な駅です。こちらも中に観光案内所やお土産売り場があり賑わっています。
昨今、動画サイトでもおなじみの駅ピアノ。感染対策などもありますので、弾くのは控えました。
お土産品店では、御城印や武将印なども販売されています。
群馬名物 ソースカツ丼
群馬に来たらいただきたかった名物「ソースカツ丼」。早速そのお店へ行って来ました。九州にはありませんからね。前橋市の国道50号線沿いにあるお店「とんかつ とん平」さん。知らずに入ったのですが、地元では大人気のお店らしいです。
大きなヒレカツが4枚くらい乗っていて、ゴマを擦ってふりかけて食べます。ソースが染みててとても美味しかったです。これで1100円なのも驚きでした。
我が館の辺りを雑人の馬蹄に懸けさせつる事こそ、返す返すも無念なれ