源平合戦の古戦場/兵庫県生田神社

源平合戦の舞台「一ノ谷の合戦」「義経の逆落とし」でピンとくる方も多いでしょう。神戸三宮駅からすぐの場所にある「生田神社」。歴史ファンにとって一度は訪れたい場所です。現在は縁結びの神様としても親しまれていて、若い世代の参拝が目立ちます。

神戸三宮駅から繁華街を抜けるとありました。

「世に有名な源平合戦の折、西は須磨の一ノ谷から、東はこの生田の森にかけて一帯が戦場となりました。平家はこの生田の森を大手の木戸口とし、知盛大将軍・重衡(しげひら)副将軍が陣取り防衛を固めていたところ、ここへ源範頼(のりより)の軍勢が攻め入りました。この時、源氏の若武者 梶原源太景季が境内に咲き誇った梅の一枝を箙(えびら)に挿して戦ったことは武士の風流と語り継がれ「箙の梅」として老梅が境内に植わっています。」

※箙(えびら)とは、矢を収めて背負う武具、携帯用の籠。

狛犬様も躍動感あふれていらっしゃいます。今にも邪気へ飛びかかってくれそうです。

御祭神と由緒

御祭神は「稚日女尊(わかひるめのみこと)」。ご利益「縁結び、健康長寿、生業守護

御由緒:神功(じんぐう)皇后が摂政元年(201)三韓よりの帰途、今の神戸港の沖合で船が進まなくなった為に、神占いを行ったところ、稚日女尊が現れ「私は活田長峡国(いくたながおのくに)に居りたい」と申されたので海上五十狭茅(うながみのいさち)によって祀られました。日本最古級の由緒ある神社です。

御朱印も御朱印帳もあります。結構種類があります。隣の建物でいただけます。

おみくじもお守りも多数ありますが、スマホでおみくじ番号を引いて、でた番号とおみくじとを交換するタイプもありました。こちらの神社では「水占い」ができます。水に浮かべると文字が浮き出るタイプのものです。浮かべる場所が神社の奥にあるので、先に占い用紙を、こちらの社務所で買って置くと引き返す手間が省けます

本殿北側の「生田の森」へ向かいましょう。案内板に従い奥に進むと、

「生田の森」の中へ入れます。色々な史跡もあります。

「かまぼこ発祥の地」の碑がありました。「かひまぼこは魚を美味しく食べるための手段として日本で生まれた伝統製品の一つです。その起源を辿って行くと、古くは神功元年(201)、神功皇后が三韓への遠征の時にここ生田の社で、すりつぶした魚肉を鉾の先に塗り付けて焼いたものを食べたのが、かまぼこの始まりという伝説があります。その後、「類聚雑要抄」という古文書に初めて登場し、その中に永久三年(1115)、関白右大臣藤原忠実が移転した時の祝宴の献立があり、「蒲鉾」と名付けられた今のちくわに似ている絵がありました。かまぼこ業界はこの年号にちなみ11月15日を「かまぼこの日」としています。」

そのさきにカップルたちが、すごく囲んでいる一角にありました。こちらの池に先ほど買った水占いの紙をそっと落とします。と、さあどうなるのでしょうか。

次第に文字が浮かび上がりました。大吉でした。周りでは歓声や爆笑が。

JR三ノ宮駅になります。

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