【兵庫県】郷土愛で復活した白亜のお城/尼崎市尼崎城

白いお城の尼崎城。出来たばっかりで、外も中もまっさらで綺麗な御城。御城というか観光施設で展示物も綺麗です。天守からも尼崎の風景も眺められます。平成30年に竣工、平成31年に一般公開。

鉄筋コンクリート製で四層五階建てで各階にいろんな体験型の展示や歴史クイズなど思考を凝らしたものが多く、古く貴重な史料は少なめでしたが天守にはトリックアートなどもあり、画面やCGを使ってガイドさんが色々教えてくれました。

石垣も綺麗ですね。入口もピカピカです。御城印もあります。現在大坂城と岸和田城と連携してスタンプラリーを開催中でその印もあります。ちなみに日本100名城系には選出されておらず印はまだありません。お正月バージョンもありました。

 御城印の他にも

切手やカードなども色々ありました。

すごく綺麗なミニお堀。夏は涼しそうです。まわりに公園などもあり桜の木があれば賑わいそうです。こちらの尼崎城の横には小学校があり、その敷地内に本来のお城が築城されていました。そちらへ向かいます。

尼崎城の築城主は戸田氏鉄(うじがね)公。元和四年(1618)江戸幕府より大坂の西の守りとして数年かけ築城されました。四層四階建ての大天守と二階建ての多聞櫓で構成された平城でした。本来あった場所にはミニチュアの白いお城が建ってます。学校の敷地内で入れませんので外から眺められます。

明治六年(1873)の廃城令で取り壊され、お掘りも埋め立てられてしまいますが平成二十七年(2015)、旧家電量販店(旧ミドリ電化・現エディオン)の創業者の方から創業地である尼崎に尼崎城を築城し、寄贈したいとの意向を受け、かつて西三ノ丸だった尼崎城址公園に10億円をかけて築城されました。149年ぶりに復活(令和四年で)。すごいお方ですね。

お城の近くには、城主をお祀りする櫻井神社があります。明治十五年(1882)尼崎城址に櫻井松平信定公より尼崎城最後の城主の十六代櫻井忠興公までの十六柱を祀る為に建立されました。

お城の天守がチラッと見れるスポットも。

こちらは御朱印です。サクラの絵の桜紋ですね。

少し見えづらいですが近くにあるアーケード入口の絵も尼崎城になっています。かつては海がすぐそばで、沖からだと海に浮かんでるように見える姿から「琴浦城(ことうらじょう)」と呼ばれました。

最寄りの駅は「阪神電車尼崎駅」になります。

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