宮崎市から車で北へ一時間の場所に、「神武天皇御船出の地」「日本海軍発祥の地」があります。最寄りの駅は「美々津駅」ここからだと徒歩で20分ほど、海岸沿いに見えてきます。
JR日豊本線 美々津駅
小さい無人の駅ですが、駅の中の雰囲気がとても可愛らしいです。入ってからのお楽しみです。津というのは港、または渡し舟の船着場という意味合いなので、「美々津」とても美しい港だったのでしょう。現在でも近くにビーチがあり、水平線から登る太陽はとても美しい眺めです。ここからのんびり日豊本線の線路沿いに北へ向かいます。橋を渡り病院の横を抜けて行くと
海岸沿いを歩くと見えてくる大きな物体。こちらの道は幅も広く車でも通れます。普段地元の車以外通らないのでゆったり歩けます。
「神武天皇御船出の地 美々津」と大きな案内板があります。
「神武天皇は、国の最中である大和の国(奈良地方)に都を移されるため、この美々津の港をお舟出しされたのであります。ここより北のほうへ2キロの耳川口がその港であります。はるか沖に向かって左の小島と右の燈台のある島との間をお舟出されたので、お舟出しの瀬戸に永久に輝くあの燈台は「神のみあかし」と申しまして昭和九年に神武天皇の東還二千六百年祭に全国協議会により建立されました。」とあります。
ビーチの様になっていますので、ロケーションは最高です。
道沿いには公衆トイレ、少し歩くと「日向市歴史民俗資料館」があります。
この日は月曜日で定休日でした。午前九時から午後四時半まで開館しています。
日本海軍発祥の地
そこから少し北へ歩き、小さな港に出ると「日本海軍発祥の地」の大きな石碑があります。ちょうど五月で鯉のぼりの吹き流しが風になびいてました。
舟出の舟の形をしています。海岸の案内板にあった絵と同じです。
横には解説板もあります。「神武天皇御親率の東征水軍御進発の聖地」。神武天皇が東征のため舟出したこの地になったということです。
横には大きな碇のオブジェが置かれています。まさしく海軍って感じです。
すぐ横にご鎮座されている「立磐(たていわ)神社」。こちらには神武天皇ゆかりのものが境内にあります。
神武天皇が舟出の際の歌碑です。
「日の草の 赤が美栄えて とことわに 瑞穂の國は栄まつらむ」
こちらは「神武天皇御腰掛石」です。
こちらの神社には御朱印もあります。神社の横の道を100mほど歩いた場所に小さな庭園の様な建物があり、そちらにあります。
季節によって様々なバージョンがありますので御楽しみですね。