桜の名所でもある唐津城。天守から見える唐津湾の光景は爽快、唐津市のシンボルとして多くの観光客で賑わいます。
松浦川の左岸にある唐津城は、右の羽根が虹の松原海岸、左の羽根が西唐津の妙見松原、頭が島々を表して別名舞鶴城と呼ばれました。お城は「舞鶴公園」の中にあります。
文禄四年(1595)、寺沢広高が太閤秀吉公より唐津を拝領され、慶長二年(1579)唐津へ入りました。秀吉公が没後、慶長七年(1586)から13年かけて、松浦川の大改修に取り掛かりました。
城は、満島山を本丸とし、二の丸、三の丸、外曲輪へと続き、北側は海、東側と南側に川に囲まれた平山城を七年をかけて築城しました。
「松浦要略記』には、「名護屋御城の道具、材木残らずお引きとり成され候」とある通り、築城には名護屋城や岸岳城の用材が使われました。写真:名護屋城跡
現在のお城は昭和41年に出来た模擬天守です。築城当初は五層五階の天守があったようですが、江戸時代には無かったようです。城内には藤棚があり、GW付近にはきれな藤が咲くようです。
中は主に資料展示室と売店になっています。一般 500円 小・中学生 250円 未就学児無料
※団体割引 20名様以上 2割引 9:00~17:00(入館は16:40まで)※季節により開館時間変更 休日は12/29~12/31 東城内駐車場>普通車170台1時間以内100円〜唐津市東城内8-1☎︎0955-72-5697
天守閣からの眺めは圧巻です。遠くに見える曲線的な海岸は虹の松原という国の特別名勝でクロマツが群生していて、強風から住宅地を守っています。
中の売店で唐津城の御城印やお土産が販売しています。
周辺のスポット
●肥後堀
唐津城から唐津駅へ向かう途中にある「肥後堀』。桜の季節はとても綺麗です。唐津城は、九州の諸大名が五年かけて築城を手伝いました。他にも「柳川堀」「佐賀堀』「長州堀』「薩摩堀』の名が残っています。
肥後堀の裏にある公衆トイレです。中には入ってませんがどうなってるんでしょう。
●時の太鼓(からくり櫓)
公園と通り沿いに佇む櫓。しかし、朝7時から夜七時までの間、1時間ごとに中から太鼓を打ち鳴らす御侍様が出てきます。
●曳山展示場
以前は唐津神社の横にあった展示場は、唐津駅近くに移転したようです。大きな唐津くんちの曳き山が並んでいます。かなりの大きさに驚きます。
●JR唐津駅
JR唐津駅は二階にホームがあり、一階にはお店が入っています。
1階にいるユーモラスな「松ぼっくりゴジラ駅員」です。この時は武漢ウイルスの影響でマスクをしておられます。
ライトアップした唐津城にもゴジラがいた(ように見えました)