【新潟県】トンネルの中の駅/糸魚川市 筒石駅

新潟県の糸魚川(いといがわ)市には、一風変わった駅があります。なんと「トンネルの中」に駅があるのです。「どうやって外へ出るの?」「使う人いるの?」と疑問に思いますね。駅名は「筒石駅」。糸魚川市と上越市を結ぶ、えちごトキめき鉄道「日本海ひすいライン」の駅です。早速行ってみましょう。

日本海沿いに山々が連なるこの地域は、昔から行き来する際の難所と言われ現在でも時々道路の崩落が起きるため、危険な場所で住民は苦労していました。ですのでトンネル区間は大事なライフラインとも言えます。「親不知」という駅名は親を置いて行くほどの難所という意味だと聞きました。

早速行って見ましょう。ワクワクします。

えちぜんトキめき鉄道 筒石駅

本当にトンネルの中で停車しました。不思議な世界です。サーッと水が流れている音がして、とても涼しく地下室にいる感じです。排気ガスのような匂いもなく、まっ暗い中に一人でいる感じです。

多少の光はありますので懐中電灯の必要はありません。では、出口と書いてある所のドアを開けてみると….時刻表に椅子、時計もついている駅の待合室になっています。ただ、結露でしょうか。辺り一面に雨が降った後のように濡れています。

この日の外気温は真夏で35度ありましたが、待合室の中は18度、トンネル内はもっと涼し、いや息が白くなるほどの寒さでした。ちなみに監視カメラもありましたので悪い事はできませんよ。

 「反対側のホームへ行く時は?」。普通の駅と同様に階段を上がり、反対側へ行く通路へと繋がっています。ただ、少し階段数が多いです。階段が濡れているので注意が必要です。

通路の先の階段を登れば、地上へと通じる駅に到達できます。ただトンネルが地下約40mほどの場所にあるため、その分階段も長いです。心して登ってください。

やっと駅舎に辿り着きました。トンネルを抜けるとドッと熱気とセミの鳴き声で外気を感じます。もちろん、こちらの周りにも道や住居が建っています。

駅に解説板がありました。これでお分かりですね。日中は、ほぼ観光する人達が利用しています笑。

直江津駅にて期間限定で購入した記念入場券を見てみると、「筒石駅は大正元年(1912)十二月十六日に開業し、旧北陸本線の複線電化に伴い、昭和四十四年(1969)十月一日に現在地に移転しました。またホームが頚域トンネル内(全長11,353m)にある全国でも珍しい駅です。地下ホームから改札口までの階段は、上りホームから280段(212m)、下りホームから290段(176m)です。」

下りは「直江津方面」、上りは「泊方面」。早朝から深夜まで1時間に1本の割合で走っているようなのでサクッと移動もできそうです。

えちごトキめき鉄道 JR東日本 直江津駅

上越市にあり、JR東日本とえちごトキめき鉄道が繋がる駅「直江津駅」。妙高高原・高田・春日山方面へ向かう「妙高はねうまライン(路線)」と分岐する駅で、利用者も多く賑わう駅です。

空調のある休憩室もあるので、真夏でも中で休憩できます。駅弁も多数売っていました。

乗り継ぎのための通路は綺麗に室内通路になっています。雨や雪の日のためでしょうか長い室内通路になっています。それにしても綺麗なアレンジです。

こちらには様々な鉄印帳用の鉄印が売られています。鉄印帳をお持ちの方はうっかり忘れないように。

全国でも珍しいトンネルの駅の探検いかがでしょうか?

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