【福岡県】良成親王お手植えの藤の花/八女市 黒木の大藤

 九州では毎年3月から桜の開花が始まりますが、それが終わる4月頃から藤の花がシーズンを迎えます。各地でお祭りや鑑賞会が開かれ多くの観光客で賑わいます。福岡県南部の八女市でも、歴史にまつわる藤の花がシーズンを迎えお祭りが開催されています。

八女黒木の大藤祭り

令和八年の「八女黒木大藤祭り」のチラシです。4月10日〜26日まで開催されました。(訪れた日は最終日の26日)

【お祭り期間中の駐車場】<有料>一般車500円バス3000円P1駅跡イベント広場250台(バス・バイク・身体傷がい者専用あり・P2篠山公園60台 <無料>P3八女市役所黒木支所220台、P4黒木小学校300台(期間中の土日のみ)

こちらは、一番近いP1駅跡イベント広場です。ここから大藤まで徒歩で数分の所にあります。当日は雨でした。4月は雨の日も多いので、スケジュールに余裕をもたせた方が得策です。

駅跡という場所なので、SLが展示されてました。期間中は、沿道のお店が多く開店しており、八女茶の振る舞いなどが行われています。

黒木の大藤

大藤というだけあり、一面に藤棚が広がっています。お祭りの最終日なのと雨で花が散ってしまったようです。鑑賞する時期は、4月中旬が良いようです。

素戔嗚神社

ライトが設置されており、期間中はライトアップもあるようです。樹齢は600年以上あり、奥に見える道路の上にも藤棚があります。素戔嗚神社の境内にあるこの藤棚は、奥に見える道路側にもせりだしています。

素戔嗚神社は元応〜元亨年間(1319〜1324)、元の祇園社から猫尾城主黒木肥前守により素戔嗚神社として創建されました。元応は後醍醐天皇、執権北条高時の時代です。

御祭神は素戔嗚尊と稲田姫命。(素戔嗚尊は八岐大蛇を退治し、救われた稲田姫命は妻になりました。)

御朱印

御朱印は藤の絵が描かれた御朱印です。

「この藤は、応永二年(1395)後征西将軍良成親王が植栽されたものと言い伝えられ、その後、天正十二年(1584)七月、大友軍の兵火により焼損し、更に文政四年(1821)正月、黒木町の大火にあうなどの被災もあったが、幸い生を保ち、六百年の樹齢を数えている。

開花期は、四月下旬〜五月上旬で、満開期は幾千万の花房が0.5〜1.5mに伸び、黒木城跡を背景に矢部川の清流に映え山・水・花の調和が見事である。本樹は紫藤の老巨木で、他に類を見ない代表的なものである。

後征西将軍 良成親王

鎌倉時代から室町時代にかけての南北朝時代に九州を席巻した懐良親王、肥後の菊池一族をリーダーとした九州南朝勢力(宮方)。足利尊氏率いる北朝勢力(武家方)と九州各地で合戦を繰り広げました。写真:菊池武光公騎馬像(熊本県菊池市)

良成親王は、後村上天皇(後醍醐天皇の第七皇子)の第六皇子で、懐良親王の跡を引き継ぎ「後征西将軍」となりました。黒木氏も草野氏も南朝に属していましたが、最終的に南朝が敗れ南北合一となりましたが、その武勇は現在でも語り継がれています。写真:託麻ケ原の合戦跡(熊本市)

国道442号線と矢部川に沿う黒木地区は古風な街並みが広がり、少し先には黒木氏の居城であった猫尾城跡があり、桜の名所として知られています。

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